CC7から重要なお知らせ(2001/9/9)



 クラブカップ7人リレー(CC7)主宰のRMOサービス山川です。長期入
院中の病院で、この文章を書いております。本年のクラブカップリレーに
つき、重大な変更をすることになりました。勿論、このメールはクラブ内
ML等、転載を大々的にお願いしたいと思います。重複して沢山届く方、
申し訳ありませんが、ご容赦ください。

 すでに、ご存知の方も多いと思いますが、私は腎臓病を患い、人工透
析によって生命維持を図っております。インカレ終了直後、ありがちな
血管トラブルで、入院をいたしました。インカレ直前にも9日間ほど入院
していたのですが、まだ、トラブルが生じやすいものであったのかもしれ
ません。最初は、ごく短期のつもりの入院でした。しかし、入院中に事態
は急変し、大量の下血。検査の結果、十二指腸潰瘍と診断されました。
ご多分にもれず、私世代(しかも当年とって厄年!)にありがちな、ストレ
ス性のものであります。腎臓病患者は、赤血球を造るホルモンを自力で
ほとんど分泌できませんから、ダブルパンチで来られると、それはとても
やっかいな状態になりました。一時は、赤血球濃度が通常人の4分の1
まで下がり(この状態で病院の外ではとても生きてはいられません)、急
激な血圧低下による全身の苦しみ等、3回ほど死ぬのではないかという
恐怖を味わいました。治療は、内視鏡下でのクリッピング術で止血し、以
降絶食、適宜輸血を施しました。絶食の9日間+その後の3分粥の3日
間は、極度の貧血で頭すら上げられない寝たきり状態が続きましたが、
どうやら消化管出血も止まったようで、現在回復に向かっております。都
合1ヶ月強の入院になるかと思いますが、落ちてしまった筋肉のリハビ
リを経て、また元気にオリエンテーリング地図調査や大会企画のプロフ
ェッショナルとして、ばりばり活動を再開する所存です。

 ついては、このように無理の効かないカラダですので、失ってしまった
1ヶ月については、何かを選択して捨てなくてはなりません。本年度、予定
されている仕事そのどれもが重要なものであり、おいそれとは中止に出来
ないことから熟考の結果、駒ヶ根高原における新規地図作成を中止し、前
日に企画されている水篶刈(ミスズカル)大会のテレインを翌日も使わせて
いただくことにより、クラブカップ7人リレーを開催することになりました。水
篶刈のご厚意と決断に感謝いたしますと共に、お互い協力してさらに魅力
ある大会、参加して楽しい大会になるよう努力していきたいと思います。参
加者の皆さんにおかれましては、既にクラブで、会場となるはずだった
駒ヶ根家族旅行村のキャンプ場やバンガロー、あるいは周辺の施設等の
予約をお済ませのところもある、と聞いておりますが、このような事情をお
察しの上、会場が変更になったことご了解いただきたいと思います。尚、
家族旅行村に関しては、今月中のキャンセルですと、連絡さえすればOK
でチャージ等は一切かからない筈です。また、伊那のテレインまでは下道で
も、整備された広域農道経由で約30分ですから、その移動さえいとわなけ
れば、そのまま駒ヶ根に宿を取っていただくのもよろしいかと思います。駒
ヶ根高原家族旅行村のキャンプ場は、現在のオートキャンプブームの草分
け的存在で、あちこちのキャンプ場がここをモデルに開設したものでありま
すから、快適なキャンプ場という点では周辺部でも群を抜いております。新
会場となる伊那市鳩吹公園はキャンプ・野営(車内野宿)禁止ですので、会
場使用の礼儀からもそれは厳守いただきたいのですが、要項や公式WEB
等で伊那市周辺施設についても案内をしていきたいと思います。

 もう1点のお知らせは、ルールを若干改正いたします。WGの競技形式
にもありますように、クラブカップクラスにおいては、男女ミックスリレーで
ある、ということを原則としたルールに変更いたします。男5名女2名の構
成を基本形とし、その限りにおいてはルールの変更はありません。また、
女性3名以上の構成の場合の特別ルールについても変更はありません。

 しかし、それだけではチームを組めないところも沢山生じるでしょう。そ
れを排除してしまうのは私の意図するところではありません。若干のハン
ディをつけて参加できるようにしようと考えています。

男6女1の場合、3人の制限選手は、ABBの構成
男のみの場合、3人の制限選手は、AABの構成

 制限A:50以上男、15以下男、30以上女、20以下女
 制限B:40以上男、18以下男、女
 制限C:35以上男、20以下男、女

ということにしようと考えていますが、まだ思案中です。意見のある方は
拝聴したいと思いますので、今のうちにお願いします。正式要項は、4
月30日の富士こどもの国大会で発行いたします。尚、遅れております
昨年度の成績表ですが、退院次第、現地調査に行けない体力のリハ
ビリ期間中に何とか処理して、要項発表と同時に発行できるよう最大
限努力はしたいと思います。

 クラブカップ7人リレーは、今やわが国オリエンテーリング界の浮沈を
担う大会となってしまいました。我々周辺の情勢は皆さんご認識の通り
まことにもって大変厳しいものであります。先日の全日本大会の参加者
がたったの600人であったことがそれを如実に示しています。この大会
の価値や魅力を創り出していくのは参加者の皆さんの取り組み次第と
いうスタンスは変わらないものでありますが、私どもはそういう場所を提
供しつづける責務をさらに深く感じているところです。埋もれてしまった
元オリエンティアを皆さんの大きな力で呼び戻す最大のチャンスを提供
している、というのも大きな意図であります。本年も盛大にそして楽しい
クラブカップ大会が開催できるよう、オリエンテーリングという魅力ある
アウトドアスポーツが生き残っていけるよう頑張りましょう。宜しくお願い
いたします。


[from orienteering-ML 7794 ]