木村です。
DVDの映像に関しては
直接オリエンテーリングに関係ないお話です。
しかしながら
情報もインターナショナルに流通するようになり
画像も国境を越えて流通するようになっているので
トリビアのネタとして話題を提供します。
私の説明に「綺麗な映像」という前提が付いているところに
ご注目ください。
「綺麗じゃない動画」なら世界中どこのPCでも流通します。
>>> > 木村です。
>>> > WOC2005のDVD-Discは
>>> > ヨーロッパのDVDプレイヤでは綺麗に再生できないのが残念。
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>> Q:DVDplayerでなくて、PC内臓のDVD:CD Playerでもダ
メでしょうか?
答:
PC内蔵のDVD-Playerは
ヨーロッパのDVD-Discでも日本のDVD-discでも再生できます。
ということで一応の答えはコレ。
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補足トリビア:
ノートPCの液晶画面は日本のDVD-discは綺麗に再生できますが
ヨーロッパのDVD-discは「綺麗」には再生できません。たぶん。
(ヨーロッパで売っているPCでも)
補足トリビアその理由:
・世界中のノートPCで採用されている液晶ディスプレイの
表示速度は60Hz(1秒間に60コマを表現している)
アメリカの放送方式は60Hz。ゆえにノートPCの標準出力も60Hz。
アメリカ仕様のノートPCが世界中に出荷されているので
世界中のノートPCの液晶表示速度は60Hz。
・ヨーロッパ・中国・東欧の放送方式は50Hz
(1秒間に50コマを表現)
・この周波数の違いにより
ヨーロッパ放送方式で記録された映像(50Hz映像)を
60Hzの表示装置でみるためには
変換装置が必要です。
この変換装置の良し悪しで動きがおかしく見えることがあります。
・PC内部には放送局にあるような高性能の変換機はありません。
映像がたまにギクシャクしますが、見ることはできます。
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補足トリビアその2:
ヨーロッパの普通のDVDプレイヤは日本のDVD-discを見ることができます。
そのかわり、補足トリビア1にある理由から
コマ飛ばしなどが発生するため
動きがぎごちないところが出てくることがあります。
でも豊富なハリウッドや日本のDiscを見たい一心でか
ヨーロッパで売っているDVDプレイヤは
無理やり60Hz映像を50Hzに変換して
ちょっと動きがギクシャクしても出力してきます。根性です。
逆に日本のDVDプレイヤは50HzのDiscが突っ込まれると
再生せずに吐き出してきます。根性ナシです。
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補足トリビアその3:
映画Discの場合は動きがギクシャクということはありません。
映画のDVD-Discはもともと24Hzで記録されています。
ヨーロッパのDVDプレイヤではこれを50Hzに変換(2倍変換と多少の早送り)し
日本のDVDプレイヤではこれを60Hzに変換(2.5倍変換)しています。
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これ以上の解説は専門的になるのでやめておきます。