地図の折り方研究会のレポート

去る5月26日(金)午後7時より、京都市内にて
「地図の折り方研究会」が開催されました。
当日参加者は11名(うちみやこOLC以外の参加者2名)
と寂しい会ではありましたが、事前アンケートの回答が50例を
越え、様々な折り方を研究することが出来ました。

まず参加者を2組に分け、少人数のグループワークをできる体制
としました。
最初に実際のレースMAPを配付し、1番に行くつもりで地図を
折ってもらいました。
私から「周りのみなさんと全く同じ折り方はないはずです」と声
をかけたところ、「そら当たり前や」という声が返ってきまし
た。これが第一の気付き「自分の折り方が他人と同じではない」
です。

続いて、グループ内で自分が何故そう折ったかを発表してもらい
ました。普段無意識にしていることでも無理矢理理由をさがすこ
とによって、行動に意味を感じ取ることになります。これが第2
の気付き「自分が折っている理由を自分自身で知る」です。ま
た、他人の理由を聞くことで「地図を折る理由を広く知る」こと
が出来ます。これが第3の気付きです。

その後、事前アンケートを配付しより多くの折り方サンプルとそ
の理由を知ることになります。
折り方のパターンは大きく2つに割れることが分かりました。
「レッグが向かうおおまかな方向と平行に1回折り、その後持ち
にくい場合は、持ちやすいように数回折る(こともある)」
「数レッグの範囲を手のひらサイズにまとめるよう、磁北線と水
平ないしは垂直に折る」
しかし、その理由は「サムリーデリングし易い」というものが圧
倒的でした。その上で正置し易いように工夫した結果のようで
す。(それ意外にも色々ありましたが、どちらかと言えば付随的
なもの=悪く言えば後付け理由でした。例:斜面を登る時口に喰
わえやすい)
ここで第4の気付き「地図を折るのはサムリーデリングし易くす
るため」が分かりました。ここから、各グループともテーマが地
図の折り方からサムリーデリングへと拡大していきました。中に
は「スキーOやサイクルOはサムリーデリング出来ないOLなの
で難しい」などと、地図を折ることの出来ない環境のOLの事象
が出てきて、思いもかけず地図折りとサムリーデリングの関係に
気付くこともありました。

最後に世界選手権の写真を配付し、様々な事例を視覚的に確認し
ました。この時は当然どういう折り方をしているかにも興味を示
しましたが、サムリーデリングをきっちりしているか?もチェッ
クして見るようにしました。ここで本日最後の第5の気付き「地
図の折り方に正解があるのではなく、サムリーデリングしやすい
折り方かどうかが正否の決め手である」に辿り着きました。

すべてのプログラムが終了し、各人で感想を述べていただきまし
たが、ほぼ一様に「他の折り方も工夫してやってみたい」と、自
分のやり方に固執せずチャレンジ精神旺盛な意見でした。私から
は、第4第5の気付きを再度発言して研究会は終了しました。

私が想像した以上にいろんなことが分かりました。参加者の積極
的な姿勢がこの結果を生んだのだと思います。
地図の折り方という一見OLの本質では無さそうな部分でも、
しっかり話し合うことで大事なことを別の角度から発見すること
ができたのが大きな収穫でした。地方の弱小クラブの主催行事で
内容に至らぬ部分が多かったのですが、実力以上のイベントが開
催されたと感じました。
一方、地図の折り方の本質を見極められたのは良いのですが、初
心者に教える時には、形から入った方が良いのではないかという
気持ちもあります。この辺りは指導者の裁量に重きがあると思い
ます。今回は時間切れの部分もあり、指導経験のないみやこ
OLCではこの回答を出すことが出来ませんでした。

最後にみやこOLCは今後もこのようなイベントを開催していく
予定です。参加者主導型、指導者不在のものしか出来ませんが、
興味のある方は是非御参加下さい。

みやこOLC 運営委員長 坂本正憲