築40年を超えるマンションとなると、網戸の網は問題なく新品と交換できるが、外れ止めや戸車となると、型番不明でサイズから探すしかないことが多いだろう。今回の網戸は、サッシは窓毎にサイズが異なるが、補修対象部品はサッシが床まである、所謂掃き出し網戸と、それ以外の窓用網戸だ。
1.サッシのメーカー
表示から「日本軽金属」、現在は「LIXIL」のようだ。
2.掃き出し網戸
2.1.取り付け方:少しでも壁を薄くして材料を減らそうとしたのか、網戸はガラス戸の外側ギリギリにあるレールの真上に乗るのでなく、レールの真上に乗る外れ止めと戸車の外側にぶらさがるようになっている。嵌める手順は、戸車をまずレールに載せ、次に外れ止めが効かないように緩めた上部を上部レールのところまで押し込んで外れ止めを効かす。
2.2.外れ止め:サッシに固定されたプラスチック部品と抑え部品とビスからなる。抑え部品が、網の張替えしたりしているうちに紛失してしまうのです。モノタロウで探したところ、それらしいものはあったが欠品。島忠ホームセンターで探したら、YKK純正部品309網戸ガイド(609円)が似ていたので購入。M4x10mmのステンなべ小ねじと付属ワッシャで固定して、なんとか代替できました。


2.3.戸車:写真の通りサッシの外についてます。車輪もスムーズに動き、まだ使えそう。今回交換はしません。

3.窓用網戸
3.1.取り付け方:掃き出し網戸と違って、窓用網戸のサッシはレールの上に載っています。しかしながら少しでも壁を薄くして材料を減らそうとしたのか、窓用網戸のサッシの厚さの中の中央ではなく端に近いイチで載っています。嵌める手順は、外れ止めが効かないように緩めた上部に上部レールを差し込み、戸車がレールの上に来たら下ろして、次に外れ止めを効かす。
3.2.外れ止め:サッシに半固定されたプラスチック部品ビスからなる。これも紛失してアルミ板とビスで手作りして代替しているサッシもあるので、できれば交換したいと考えていたが、適当な部品が見つからず現状維持。

3.3.戸車:写真のとおり、すっかりサビてしまい、ろくに動かない状態。似たような部品はああるが代替可能そうなのはない。と思っていたら、全然違う形状だが代替可能かも?というのが見つかり購入、15502アミド用取替戸車6DW(2個入657円)。実は、この時、重要なチェックポイントを忘れていたのだが、結局解決できた。それは建物サッシのレールは、網戸サッシの厚みの真ん中を通っていないという事。厚さ4mmの合板と戸車を重ねて網戸サッシに嵌め込んで解決しました。


4.まとめ
という事で、なんとかうちは片付けましたが、サッシの規格はバラバラのよう。自分が手掛けるときは、よく調べてからやりましょう。
バルコニーにある掃き出し網戸は良いのですが、窓用網戸は下手をすると、取り付け作業で自分が落ちるし、自分が落ちなくても外れ止めがいい加減だとサッシが落ちるかもしれません。網戸が軽くても、充分に凶器になるので、ご注意を!