GPSウォッチ/Amazfit BIP を使ってみた(2020-4-28)

(2020-11-8 一部修正)(2020-4-29~30 一部修正)

Xiaomi の Amazfit BIPの使用レポートです。

1.記録の転送/確認など

時計側で記録を終了すると、時計内の「履歴」で直ちに要約情報(運動日時、簡略ルート図、運動時間、ペース(分秒/km)、平均心拍数、消費カロリー数、分あたりステップ数、平均ストライドcm、累積上昇m、累積下降m)が見れます。

履歴画面1

履歴画面2

履歴画面3

履歴画面4



ペアリングしたスマホアプリを起動すると、自動転送され、詳しい情報がグラフなども見れます。ただし、その記録に名前をつけることはできません。いつの屋外ランニング、という形で固定されてしまいます。更に「プロフィール」→「アカウントを追加」で Strava や Google Fit を連携先に追加でき、追加されていれば、そちらにも記録は自動転送されます。

Android版、iOS版両方のスマホアプリがありますが、web版アプリはありません。機種を超えた汎用のアプリなので、この機種では記録されないデータも多数管理できるようになっています。

アプリ画面1

アプリ画面2

アプリ画面3

アプリ画面4

アプリ画面5

アプリ画面6

アプリ画面7

アプリ画面8

アプリ画面9

アプリ画面10

アプリ画面11


2.ルートの精度

TomTomもAmazfitも、両方とも、GPSとGLONASSの両方をサポートするマルチGNSSです。GPSのみサポートの機種に較べると衛星数が多いだけ、だいぶ有利なようです。

両方のルート記録をSTRAVAからGPXデータとして取り出して、カシミール3Dに描き、その軌跡を較べてみました。よーく見ると「わずかにTomTomの方が良いようにも見えるけど、大差なし」でしょうか。何回か較べたうちのひとつを下に置いておきます。

ルートログ比較



PDFはこちら

(2020-4-30追加) Amazfit BIP の弱点かもしれない例を追加

トンネル通過の乱れ

北から南にトンネルを抜けて、しばらく走ったところで、いつもより早く2kmのカウントがあったので不思議と思ってたのですが、このログから考えると、衛星の再捕捉に時間がかかり、実ルートから外れたルートで距離計算されたために2kmのカウントも早まったようです。updownも余分にカウントされていそうですが、全体的誤差と較べると小さいようです。トンネル通過後の乱れはTomTomでも発生しますが、頻度や影響の大きさの違いまでは現時点ではわかりません。

AmazfitもTomTomもA-GPSに対応していて、非対応のものより衛星捕捉の時間を短くしているのですが、TomTomのほうがロジックが優れているようで、スタート時点の待ち時間も少ないです。という事は、走行中に衛星を見失った場合の回復時間も同様で、Amazfitのほうが回復に時間がかかりエラーを発生しやすいのかもしれません。スタート時の衛星捕捉にかかる時間を比較してみました。単位は秒です。明確な違いがあります。

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
Amazfit BIP 23 30 19 16 20
TomTom RUNNER3 15 14 4 5 5

3.高度/登り

今まで試した範囲では、地理院地図の等高線から計算したルート上の累積登りや累積下りよりも、Amazfitの数字が大きくなっています。そして、STRAVAでは更に小さい数字になっています。

一方、ネット上では、STRAVAの数字はGPSウォッチの数字より1.5とか2倍の数字になるという話が結構でています。STRAVAは転送されたGPSデータが、気圧計付高度計のSTRAVAのデータベースにあるものの場合は、そのデータ中の高度情報をそのまま採用し、そうでない場合は、STRAVAのデータで補正をする。Amazfit BIPは気圧計付としてSTRAVAのデータベースに登録されているので、転送段階では、Amazfitの数字がそのまま採用されてSTRAVAに記録されます。ただし、STRAVAのWEB画面から補正を指示するボタンをおすと補正されます。

その一例が以下のルート

ルート1

登り補正前

登り補正後


上記の例で、地理院地図上でルート上のポイント毎の標高を確認して計算した獲得標高は208mで STRAVA よりも少し大きい数値でした。この日の気圧による変動がどうなっていたかは未確認です。違うエリアでも同様の傾向なのか、違う傾向なのかは不明です。

(2020-4-29追加) もう1例を追加です。

ルート2

登り補正前

登り補正後


この例では、時計上の累積上昇は444m、これをSTRAVAに転送した時点で獲得標高が409mになり「標高を修正」ボタンを押す毎に310m→370m→312m→370m、以後312と370が交代。一方、地理院地図上でルート上のポイント毎の標高を確認して計算した獲得標高は286m、ポイントが少ないので実際の数値より小さいかもしれません。

どうも、累積上昇/下降を算出する仕組みがもうひとつのようです。小区間の差分を累積してるのでしょうが、四捨五入のところが三捨四入になってる的な部分でもあるのでしょうか?

なお、STRAVAでどのように計算しているかの情報はこちらにあります。

4.心拍

安静時は問題ないが、運動時に大きい数字がでているようで調査中。

5.その他

・電池の保ち:公式の数値でGPS連続使用22時間という事で自分には問題なし。限界は未確認。

・フィットネス トラッカー:TomTomは付けたまま眠る気になれないが、これは眠れ、睡眠の質の評価もでる。

・ベルト:上に関係するが、薄いシリコンで締め付けられる感じがないのは良いが、とても良くホコリを吸着する。別売りのベルトを買ってみようかと検討中。

・画面デザイン:画面設定用のアプリが別にあり、そちらから選んだりできる。現在以下のものを使っている。更に自分で編集する機能もあるようだが、これは未使用。右の2画面はGPS動作中にスクロールさせた画面で高度などが表示できる。この画面はおそらく編集不可。

現在の画面

スクロール画面1

スクロール画面2


購入と試走、メニュー展開までのレポートはこちら

「GPSウォッチ/Amazfit BIP を使ってみた(2020-4-28)」への8件のフィードバック

  1. amazfit BIPのGPSについて質問させてください。
    Q1:ウォッチ画面で標高の表示は可能でしょうか?
    Q2:Zeppアプリで標高や標高のグラフなど表示されますか?
    Q3:Zeppアプリ経由でGPSのデータをGPX形式のファイルで出力できるようですが、GPXファイル内に標高のデータはありますでしょうか?

    1. コスパウォッチさん

      amazfit、まさにコスパウォッチですね。
      A1:ブログ中の最後に画面追加しました。メイン画面には表示できないと思いますが、スクロールして表示させる事ができます。
      A2:「2.ルートの精度」の直前の画面が標高のグラフになっています。
      A3:直接中身をみてはいないですが、STRAVAに転送後、経緯度と地図データから求めた累積標高と元々の累積標高を切り替えられるというのは、GPXデータ中に標高データがあるということだと考えられるのではないでしょうか。

      この時計の電池の保ちの良さは素晴らしいです。一方、ブログにも書いたとおり、トンネル、大雨、深い森などで衛星を一度見失ったあとの回復力が弱いのも明白。新しいGTS2で良くなってたら買い替えたいところです。

  2. Amazfit Bip U Proを使っており、緯度経度の測位精度は仰る通りコスパ的に満足しています。
    ところでZeppアプリからエクスポートしたGPXファイルから得られる時刻が実際と数分~十数分単位でずれるのですが、そのような現象は確認されていますでしょうか?
    不思議なことにランニングの回数ごとにではなく、1回のランニング記録の中でもトラックのポイントごとに誤差が変動します。
    Amazfit Bip U Pro本体の時刻は常に正しい時刻を示していますし、GPSそのものが常に時刻同期する仕組みなので数分単位の誤差は生じるはずがないと思っていたので何が原因なのかよく分からず調べていたところヒットしたのでお伺いさせていただきました。
    トラッキングポイントは概ね1秒単位で記録されているようで、この時刻がどのように取得されているのかが分かれば原因が見えてくるのではと考えています。

    1. Rさま
      自分はどういう使い方をしてるかというと、ZeppアプリからSTRAVAに自動転送、次にGPXファイルをSTRAVAから取り出し、カシミール3Dにインポートして地理院地図上でトラックを図形として見ています。この際、中の時刻を見るということまではしてません。ですが、ひとつのトラック中で「数分~十数分単位」ずれたら、トラックがグチャグチャになりそうなものですが、そういうのは見た覚えがありません。ずれると言っても、時刻の逆転がなければトラックの形は維持されそうですね。もうひとつ、写真を貼り付けるのに写真とトラックの時刻で位置合わせをしてますが、この面でも目立ったズレはないように思います。とりあえずは、すぐに分かるのはここまでです。

      1. ありがとうございます。
        私はZeppアプリから直接エクスポートしたGPXファイルを見ているのですが、STRAVA経由でも時刻は変わらなさそうですね。
        時刻の逆転はないので、ルートは正しく表示できています。
        「屋外ランニング」アクティビティ中のウォッチでの手動一時停止が原因のような気がしてきたので、もう少し調べてみようと思います。
        自動停止はオフにしていました。

        1. 検証してみたところ、やはり原因は手動一時停止でした。
          手動一時停止した場合に、停止していた時間にかかわらず、再開後には実時間ではなく、再開前の時間+1秒で再開し、その後も連続して1秒ずつの計測になっていました。

          このようなイメージです。
          実際の時刻 GPXの記録
          19:00:00 19:00:00 開始
          19:00:01 19:00:01
          19:00:02 19:00:02
          …中略
          19:01:02 19:01:02 一時停止
          19:02:00 19:01:03 再開
          19:02:01 19:01:04
          19:02:02 19:01:05
          …中略
          19:03:02 19:02:05 終了
          一時停止する度に、それぞれの区間でそれまでの一時停止の累積時間がずれていくので、当初コメントした通り「数分~十数分単位」と1トラックの中でも区間によってずれている時間が異なるという現象が生じていたようです。

          Zeppアプリのワークアウトで確認すると、一時停止した時間も正しく計測されており、停止と再開も地図上に正しく表示されているのですが、エクスポートしたGPXには停止や再開で区切られず連続した1本のトラックとして扱われていました。
          内部の処理がどうなっているか確認はできないものの、GPX形式での記録方式に問題があるように思われました。

          1. 詳細なレポートありがとうございます。 

            自分の使い方では、手動停止は基本的にしてませんので、困らなかったのですね。

            あと機種ですが、いまはT-Rex Proにしたので、変わってるかどうか今度しらべてみます。

          2. 昨日、T-Rex Pro で試してみました。手動で停止して再開した場合でも、停止の1秒後でなく正しい時刻で記録されていました。改良されたようです。

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