データマニアです。
8月3日に東京体育館で全身持久力測定をしてきました。
全身持久力測定とは、長距離走で持久力の指標として良く使われる、最大酸素摂取量(Vo2max)や無酸素性作業閾値(AT)を測定するものです。この数値で、どの程度のタイムを出すことが可能かわかると謂われています。「出せる」と「出る」とはまた違いますが、それはまた別の機会に。
全身持久力測定と謂ってもやりかたは色々あります。簡単な方法としては、間接法というのがあります。エルゴメータ(自転車こぎ)で心拍を計りながら負荷を上げていき、負荷と心拍の曲線から最大値を類推する方法です。直接測定しないので、間接法と謂います。
更に経験値を使う簡略な方法として、時間を決めて走りどれだけの距離を走れたかで推定するなどの方法もあります。
これに対し、直接法というのはマスクを被ってトレッドミルを走ったり、あるいはエルゴメータをこいだりしながら、実際に吸気と呼気の酸素量を測り、酸素摂取が最大になる値を計る方法です。この方法は最大まで負荷を上げるので「リスク」が間接法より大きくなります。そのため測定も大掛かりで、手間のかかる方法となるので、この方法で測定できる場所は限られます。
今回の手順は以下のようでした。
(1)アンケート記入、運動指導員?の問診
(2)身長、体重、体脂肪率測定
(3)肺機能検査(肺活量、1秒量)
(4)安静時心電図、血圧測定
(5)トレッドミルでの最大酸素摂取量、運動時心電図、血圧測定
(6)医師による説明
(7)運動指導員?による説明
すごいでしょう?なんか見ただけでも。
(4)、(5)は医師が関って行い、(4)異常があると
(5)には進めません。また、(5)の時も、心電図や血圧に問題がでると途中でストップがかかります。
身体中に電線はつながるし、マスクは被るというモルモット状態で、走るのが大変です。走ると血圧があがるので腕に巻いた血圧測定器の圧力も普段より高くなります。なんといっても苦しいのはマスクです、勿論空気はしっかりと入って来るのですがマスクが大きいので目のほうを圧迫したりで、自覚的には最大まで追い込めなかったという気がします。
結果、運動時の心電図も異常なく、測定値は以下のようでした。
・安静時血圧 118/68
・安静時心拍 44
・肺活量 4.83リットル
・肺活量1秒量 3.06リットル
・最大酸素摂取量 45.9ml/kg/min
・無酸素性作業閾値(AT) 31.7ml/kg/min
・運動時最大心拍 166(普段polarで計ると170以上出てるので?)
・その時の血圧 196/57
下記の最大酸素摂取量と12分間走る・タイムとの関係からみると、まだ3時間20分弱は出せるようです。
この測定、実はとてもお買い得です。なんと、これだけの事を測定しても1650円!!!
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ここでひとつ疑問
血球計数検査の数値と最大酸素摂取量やAT値ってどんな関係なのでしょう。
知ってる方いたらコメントでも付けてもらえるとうれしいです。