購入後に色を変更できる電子地形図(インデックスカラー)について

国土地理院の電子地形図は、購入時に道路や建物、背景などの色を指定して購入できるようになってますが、あまり細かい指定は出来ませんでした。しかし、「電子地形図25000の表示内容、オンデマンド機能を充実します」の発表によると、2019-9-2から定型図郭に限定されますが、購入後に色を自由に変更できるインデックスカラー形式のデータが購入可能になりました。

現在、25000の地形図相当のデータは、以下のようになっています。

名称 種類 時期
数値地図(国土基本情報) ベクトル 色情報はなし(扱うソフト次第) 2013から販売
電子地形図25000 ラスター 非インデックスカラー 2013から販売
インデックスカラー(定型図郭のみ) 2019-9-2から販売
数値地図25000(地図画像) ラスター インデックスカラー(定型図郭のみ) 2013-8-1で新規刊行終了

 

地図センターネットショッピングでの購入画面
地図センターネットショッピングでの購入画面

従来の電子地形図25000は写真と同様のデータの持ち方であり、購入後に地図要素のタイプを区別して色を変えるような事は出来ませんでした。しかし、今回リリースされたインデックスカラー方式では、各ポイントの番号が直接色を表すのではなく、別の番号と色を結びつけるテーブルを使用して実際の色と結びつける方式のため、このテーブルを書き換えてやれば色を変えることができます。

デフォルトのカラーパレットは以下の通りの33種類の色が割り当てられています。

デフォルトのカラーパレット
デフォルトのカラーパレット

数値地図25000(地図画像)のデータに対しては、表示用ソフトが国土地理院から提供されており、そのソフトで表示するだけでなく、色の調整も出来ましたが、今回のデータに対しては試してみましたが使えませんでした。

今は、多くの画像ソフトがあり、今回のデータに対して色調整できますが、ここではirfanviewのケースを示しておきます。

パレットの操作を表示している画面
パレットの操作メニューを表示している画面
パレットを表示している画面
パレットを表示している画面(上からindex0~33まで)
「パレットの編集」を選んでパレットを表示している画面で、地図上の要素をクリックすると、パレットの使用されている色が選択されます(赤い線で囲まれる)。
パレットを表示して地名の色を変えようとしている画面
パレットを表示して地名の色を変えようとしている画面
パレットの選択された色をダブルクリックすると、その色を変更することができ、地図の該当の色を使用していた要素も同時に色が変わります。この例では、地名が黒から水色に変わりました。
パレットを表示し地名の色を変えた画面
パレットを表示し地名の色を変えた画面
パレットの操作メニューに、「パレットのエクスポート」と「パレットのインポート」というのがあり、エクスポートしたものをエディタで開いたのが下の画面です。ごく単純なテキストファイルです。
パレットをeditorで開いている画面
パレットをeditorで開いている画面

このようにパレットは単純なテキストなので、編集して、irfanviewに読み込ませれば異なった色で表示することは容易にできる。・・・・・と思ったのですが、そうはいきませんでした。index0の黒を赤(255 0 0)に変更してインポートしたところ読み込みに非常に時間がかかり、読み込みが終了しても地名などが赤になりません。パレットを表示すると、確かにindex0は赤になっています。なぜ?と思い、地名をクリックしてみると、パレットのindex34の黒の部分が選択されます。index0の点をすべてindex34に入れ替える操作が行われたという事です。
これは、想定外の動作でした。

とはいえ、注記と記号を違う色には出来ないし、その形も固定的で変えることができないのは、電子地形図の限界です。記号は表示するけれど、注記は表示しないなどの細かい調整をするには、やはりベクトルデータを使うのが良いというのは変わりません。

参考)
・電子地形図25000と数値地図25000(地図画像)の相違について
https://net.jmc.or.jp/digital_data_gsiol_denshiChizu25000_hikaku.html
ただし、1912019時点では、今回追加のインデックスカラーについての記述はなし

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