オリエンティアMLへの村越氏の以下のような投稿がありました。 [quote] 文科省の登山研修所で、山岳のプロガイドなどを相手に読図講習してきました。 フォトOみたいな課題は大好評でした。 http://homepage2.nifty.com/navi-and-map/running2.htm に問題と答えを掲載してあります。ぜひ腕試しを! [/quote] これを地図ソフトで解決できないかなと思い、カシミール3Dでやってみました。 10mメッシュの標高データがシェアウェアで利用できるので、それを カシミール3Dに登録して視点を図Aのように指定して、3Dでの表示にした のが図Bです。10mメッシュでもかなり粗いですが、村越氏HPにある写真と 同じような尾根沢に見えます。ここまでは良かったのですが、本来の読図講習 の課題である、地図上の地点を鳥瞰図に対応させる事ができませんでした。 図A上で地名を定義してやれば、図Bに出てくるはずなのですが、どうも やり方が良くないかでてきません。 どなたか方法を知っている方いたら教えてください。 今回、この地図を見ていて、すごいなと感心したのが、水力発電のための 地下水路ネットワーク。図Cにその一部を書いてみましたが、称名の滝の 下で水路に入り、誘導された水が、一度称名第2発電所で落下し、その下で また水路に入り、称名第1発電所で落下しているのです。このあたりの地図には こういう水路が沢山あります。黒四ダムは有名ですが、こういう地道な水を活用 する努力に感銘しました。 図A 図B 図C <注>これらの図はカシミール3D、国土地理院の数値地図のデータを利用しています。
カシミール3Dについて ご存知の方が多いと思いますが、地図のデータを下に、遠方の山がどのように 見えるかなどを示す図を作る事のできるフリーソフトです。 インターネットからのダウンロードもできますが、サイズが大きいし、使い方も 結構複雑なのでCDROMつきの本を手に入れるのが良いでしょう。 カシミール3Dの本(amazonへ)