今回は5段階の5番目です。
S1)国土地理院から地図データを購入
S2)購入した地図データからの画像データ取り出し
S3)画像の指定レイヤーのみの表示や色の変更
S4)取り出した画像データの結合
S5)等高線、地図修正、CPなどの追加情報の作成
S5)等高線、地図修正、CPなどの追加情報の作成
前回、レイヤーを6層使うと書きました。
レイアウト:地図画像
コントロール:ページサイズの枠、地図位置合わせ用のトンボ
寸法線:地図修正、立ち入り禁止表示
磁北線:磁北線
CP: チェックポイントなどの△、○、◎と番号
図枠: 枠、地図タイトル、注記など
<レイヤー属性設定の画面>
要素の追加されるレイヤー:何か図形要素を描くと、それはタブが最前面になっているレイヤーに書きこまれます。
レイヤーの追加方法:タブの並びの右側の隙間をクリックすると、小ウィンドウが立ち上がるのでレイヤーの名前を記入して「OK」ボタンを押すと追加されます。「タイトル」とか「説明」は記入不要です。
レイヤーの属性:レイヤーの追加の画面にあったように、「見える状態」「印刷可能」「ロックする」の3種の属性があります。「見える状態」のチェックをはずすと、図形要素があっても見えなくなり、再度チェックすると見えるようになります。複数のレイヤーを使って描いていると、当初予定以外のレイヤーに図形を描いてしまい、図形がどのレイヤーにあるのか判らなくなることがあります。そういう時に、この属性を変更してやると調べることができます。「印刷可能」は画面上でみたいけれど印刷したくないような要素、ここではコントロール・レイヤーでチェックをはずします。「ロックする」にチェックすると、そのレイヤーの図形要素を選択できなくなります。ただしロックされたレイヤーでもレイヤータブが最前面にあると図形要素が追加されるので要注意です。描いた図形要素が、いきなり選択できない状態になってしまいます。チェックをはずせば選択できるようになります。
レイヤー属性の変更:レイヤー・タブを右クリックして属性を変更できます。
レイヤーの前後関係:タブの前後関係ではなく、レイヤーに含まれる図形要素自体の前後関係の話です。普通、こういう図形描画ソフトウェアでレイヤーというと、完全にレイヤー間で前後関係が決まるのですが、draw はそうではありません。レイヤーAの図形A1,A2があり、レイヤーBに図形B1,B2があったとして、B1A2A1B2というような重なり方も発生してしまいます。不都合な重なり方になった時には、特定の要素のみ、あるいは特定のレイヤー以外をロックして特定レイヤーの全要素を、最前面に移動させるというような操作で対応します。
サンプル・ファイル:サンプルの draw ファイル(1.8MB)をここから取れます。地図画像は有料で販売されているデータをそのまま載せる訳には行かないので荒い画像に差し替えてあります。差し替え時に位置なども少しずれてます。このデータを元に地図を作ってもらって構いませんので、どうぞご利用ください。ただし、注意点がひとつ、磁北線は場所によって違うので修正してくださいね。
(2011-4-20補足) InternetExplorlerだと、保存する時に
拡張子が.zipになってしまうので、
保存後、.odgに拡張子を変更してください。
(rogaine_mm)
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