青色申告と所得税確定申告の迷い道(2022-2-3)

何しろ、年に一度しかしない仕事なので、毎年どうやるのだっけとウロウロする。

昨年は、青色申告決算までは「弥生青色申告21(PC版)」で、
その先は、国税庁の「確定申告書作成コーナー(web版、ID/PWD方式)」でやりました。

今年も同じく出来れば良いと思ってたのですが、無料ではできないとわかってどうやろうか調べました。

1.決算作成について

以前の「弥生青色申告」は一度インストールすれば、ずっと新版にバージョンアップしなくても決算書作成できていたので、同じつもりでいたのですが、今は毎年の「XX年度所得税申告モジュール」を追加インストールしないと作成できない。追加インストールするには「弥生青色申告」本体を最新にしておかなければならない。そのためには、現状では2年に一度はライセンス購入しないといけない仕組みになってます。

1.1.対応方法案
(1)「弥生青色申告22(PC版)」にバージョンアップする
(2)「弥生青色申告オンライン」に移行する
(3)「MoneyForword」を既に使っているので、「MoneyForwardクラウド確定申告」に移行する
(4) 決算書作成は手作業でやる
会計ソフトは他にも色々あるが、そこまで時間かける気がしないので調べなかった。

1.2.簡単な比較
(1)は8800円/年程度(税込)かかる、また頻度は高くないがPC版が不安定なことがある、2021年分の既入力データはそのまま使える。
(2)は8800円/年(税込)かかる、但し初年度無料、2021年分の既入力データはPC版から移行できる、安定性は不明だがPCへのインストールは不要。
(3)は10560円/年(税込)(パーソナルミニ版)かかる、最初の1ヶ月は無料、2021年分の既入力データを移行する事はできないので、決算書作成のためには仕訳から再入力が必要。(2022-2-9 追記) その後、弥生から取り込める事がわかり、実際に決算書まで作成できた。
(4)ならお金はかからないのですが手間を掛けたくない。

1.3.選択結果
2021分の申告には(2)を選択。2022分については、(3)は(2)にくらべ1800円/年のプラス、それだけの価値あれば移行も考えられる。2月中に決める。

2.確定申告について

決算書は(2)にしたとして、所得税の確定申告をどう作るかという次のステップがある。

2.1.対応方法案
(a) 決算書の数字を国税庁の「確定申告書作成コーナー」に手作業で入力
(b) 確定申告書まで弥生側で作ってしまい、弥生の仕組みを通して国税庁の「e-Tax」に送る

2.2.簡単な比較
確定申告書作成には、青色申告書の数字だけでなく、年金・社会保険・医療費・寄付・証券会社取引などの数字が必要である。したがって、青色申告の数字と、後者の数字と、どちらのほうが手入力が大変かによって選択すれば良いのではないか。後者の数字は、今後マイナンバー連携によって手作業での入力が不要になるものが増える見込みである。もう一点、違いがあり、どうも(b)の場合、証明書類を(a)の場合よりも郵送で送る必要が多いようだ(昨年、寄付控除の証明書送付は省略だったが、弥生の(b)のweb上での説明では必要となっている)。

2.3.選択結果
(a)にしてみた。但し、今回連携の仕組みは、よく分からず思ったように使えていない(医療費控除は、今回は2021/9以後の分しか対応しておらず、ほとんど無意味、本当に使えると言えるのは今年の分を申告する来年から)。確定申告書作成コーナーは(web版、スマホ+マイナンバーカード方式)にしました。

現在、証券会社の年間取引報告書はデータとして、確定申告書作成コーナーに取り込めるようになっっている。であるのなら、青色申告決算書のデータも同じように取り込めるようにすれば、所得税の確定申告を弥生側でやる意味はないように見える。

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